放射線科

放射線科のご紹介

放射線科は一般撮影、骨密度測定、CT、MRI、DR(透視)、マンモグラフィー、sterEOSなどの機器により、診療に必要な画像を撮影し各科へ提供しています。 CT、MRI、sterEOSは撮影した画像をワークステーションにより処理を行い、3D(立体)画像を作成することにより診断や手術支援に貢献しています。 また、透視や撮影が必要な手術に診療放射線技師が立ち会うことにより、チーム医療の一端を担っています。 放射線は怖い、危ないといったイメージはあるかと思いますが、日頃から被ばく放射線量の低減を心がけて業務に従事しています。

主な業務や設備

CT

当院ではTOSHIBA社製Aquilion PRIME(80列マルチスライスCT)を導入しています。
逐次近似応用再構成法(AIDR3D)により、従来のCT装置に比べ大幅な被ばく低減を実現し、高画質な画像を撮影することが可能です。また、CT装置が苦手とするインプラント患者様(体内に金属がある方)もきれいに画像を描出できる技術(SEMAR)も備えています。低被ばく、高画質で様々な患者様に合わせた撮影を行っていますので、安心して検査をお受けすることができます。

MRI装置

2台の1.5T MRI装置で運用しており、2020年秋に更新した機種はAI技術により画像からノイズ成分のみを選択的に除去する再構成技術(AiCE)が搭載されており、短時間で高精細画像を得ることが可能です。ガントリー開口部は71cmと従来型より10cm程度広いため圧迫感が少なく、患者さんにやさしい検査環境です。

sterEOS

低被ばく線量で立位または座位での高精細な撮影をすることが可能な画像診断装置です。
立位や座位での3次元的な骨配列の表示および解析が可能であり、疾患の診断や治療方法の選択まで広く応用することができます。

マンモグラフィー

当院では、少ないX線量で高画質な画像を得られるマンモグラフィ診断システムにより、線量低減に取り組んでいます。
人工知能(AI)技術を用いた画像処理技術の利用で、従来比約30%減の低減撮影が可能となりました。